循環する農と暮らし
2005年より、岡山県瀬戸内市の耕作放棄地となっていた谷間の畑およそ2haを開墾し、農薬や化学肥料、除草剤等を一切使用しない自然栽培で野菜や米麦、果樹やハーブ等を育てています。アイヌ語で「水」を意味する『ワッカ』。水の様に循環し、自然界のありとあらゆる『輪っか』の中でたくましく育つ植物たち。在来種、自家採種のタネを使用した、自然栽培の昔ながらの野菜やお米たちは大量生産できないものの、持続可能な農業、生活スタイルの提唱と、なにより未来を担う子供達への大切な贈り物です。情報化が進み世界中のあらゆる事を瞬時に知る事ができる様になった今、だからこそ足元の土の上、自分たちの食べるもの、食べる事を通じて得られる生きた情報がまずは大切だと考えています。
ONE LOVE ONE VEGETABLE!
完全organic、自然栽培の野菜たち。安心安全はもちろん、育てる過程や生活、全てにおいて私たちを取り巻く仲間、地域、そして自然とより有機的に繋がれることを願い畑に立っています。畑から直に旬の野菜を詰め合わせてお届けします。野菜達と一緒に私達の想いや、瀬戸内の穏やかな空気が届きます様に。
※野菜セット定期便には定員がございます。空きがでましたらホームページやSNS等でお知らせ致します。
ワッカファーム立ち上げから穀物栽培は自家消費用が中心でしたが、日々の食卓においしいお米を安定してお届けたいと、2019年より米麦部門『穂に穂』をスタートさせました。
瀬戸内海の潮風と潤沢な太陽の光を浴び、明るく力強いエネルギーに満ちた自然栽培のお米は、驚くほど混じりけのない、お米本来の味を感じられます。
また、肥料を施さないこと、籾保存することで、一般のお米と比べ劣化が非常に少なく、1年を通しておいしく食べて頂けます。
自然栽培米粉や小麦粉は、ベーカリーカフェ『The MARKET』をはじめ、沢山のお店のパンやお菓子に使われています。健全な心身を支える食。その中でも主食であるお米と麦。是非ご賞味ください。日本における耕作面積の大半が稲作で占められていることもあり、環境への配慮をする自然栽培の技術構築にも取り組んでいます。
2020年より、自然食コタンとwaccafarmの協働プロジェクトとして加工部『toita』が発足しました。
アイヌ語で「耕す」を意味する『トイタ』。季節の野菜や果物にひと手間かけた加工品を作っています。
添加物は使わずに、天日干しや水煮、塩漬けといったごくシンプルな手法で、自然栽培の野菜が持つ奥深い味わいを引き出したり、身体を冷やしにくくしたり、保存性を高めたりしています。
旬に溢れる沢山の野菜や果物達。自然の実りを一つずつ丁寧に調理する姿は祈りそのものです。
※さらに詳しい情報はtoitaのページをご覧ください。
農業に興味はあるけれど、なかなか触れる機会の無い方や、自然の中での作業でリフレッシュしたい方など、短時間からでもお気軽にお問い合わせ下さい。
WWOOFとはお金のやり取りを一切介さず、有機農家であるホスト(waccafarm)と、有機的な農業や生活スタイルを学びたい方(ウーファー)を繋ぐ世界的なシステムです。
農家の生活丸ごとを体験し、世界中のウーファーと知り合える貴重な体験にもなります。
希望される方はWWOOFジャパンのウェブサイトを通し会員登録の上ご利用下さい。
https://www.wwoofjapan.com
waccafarmでは現在の野菜生産部門、米麦生産部門、加工部門、自然食品コタン等と繋がる新しいコミュニティ作りの輪をさらに広げて行きたいと願っております。自然に寄り添う暮らしから得られる知識と智慧を共に深め、農産物を使用した飲食やゲストハウスへの新しい流れを一緒に学び育てていける仲間を研修生として募集いたします。
農作業を通し、自らにあった農業スタイルを見つけ将来的に農的な暮らしのビジョンを描いて行きたいと願う方。
農作業だけにとどまらず、薪を使った生活や保存食等加工品作り、農作物を使ったカフェやゲストハウスに興味のある方。
共同生活を通し他人との心の成長を前向きにシェアできる方。
過疎地域の持つ可能性と、これからの地域デザイン、新しいコミュニティ作りに興味と魅力を感じる方。
詳細はインスタグラムのこちらの投稿 をご覧ください。